世界に一つのプレイブック

20130304-183523.jpg2月22日の公開日初日に日比谷シャンテにて鑑賞して来ました。2月25日に発表された第85回アカデミー賞ではこの映画に出演したジェニファー・ローレンスがなんとアカデミー賞主演女優賞を受賞したことで話題になっております。この映画のコピーは「少しイカれた君が、なぜか希望の光」!

なんか気になっちゃいますね~。ちなみにプレイブックとは作戦図のことみたい!!ふむふむ。

この物語は、最愛の人を失って心に深い傷を負った男女が立ち直っていく物語。

笑いあり涙ありのヒューマンコメディです。

 

妻に浮気されしかも家を出て行かれそれが原因で心のバランスを壊してしまったパットは、仕事も失ってしまい、両親とともに実家暮らしをしてます。

 

そんな妻をそれでも愛し続け、いつか絶対に妻とよりを戻してやる!と奮闘する日々を送っていたのですが、そんな時に事故で夫を亡くしてしまったティファニーに出会います。

美しいティファニーですが外見に似合わず、ティファニーは言葉使いもあらく変わり者で過激でエキセントリックな行動をとります。

そんな二人が出会い、ダンスを通して時間を共有し、徐々にお互いにボロボロだった心が再生されていくのです。そんな素敵なお話。

 

とりあえず、鑑賞後にクラブにいきたくなるのは私だけじゃないはず!(笑)

ラストのダンスシーンはさいっこうです!!笑えるし楽しいシーン!!

このシーンだけでももう1回みたい。

笑いどころもわかりやすく、会場の一体感を生み出してくれる映画です!

主役のパットもティファニーも不器用で不器用で。でも、二人に共通してるのはとにかくまっすぐなんですよね。

 

 

 

「サインに気付いて」ってのがこの映画のキーワードだったのですが、ほんとですよね。

人生にはいろんなサインがかくれてるよね。

相手をおもってても案外見失ってしまってたり。

関わる人すべての「サイン」に気づけなくてもせめて大切な人たちの「言葉に出来ないサイン」には気づけるくらい大人になりたいな~っておもったよ。

ジェニファーとパットを見てたら、あたしは大切の人のサインにどれだけ気づけてるのかな?って。

そんなふうに考えながら映画みちゃいました。

 

もーねー、アカデミー賞主演女優賞のジェニファーローレンスも「確かに!確かに!!」とおもうくらい演技が見事でした。

とにかく変わった女性の役なのですがジェニファーが演じるとそんな女性が本当に存在しているみたいに感じました。

 

でも、主人公の二人のキャラクターが珍しすぎていまいち共感できない部分も。

きっと自分が情緒不安定とかあんまり経験したことないからかも。

しかしなぜか、気にならない!(笑)キャストたちもきらきらしてるし。

完璧じゃないのが人間ってとこだけは通じてるからかな。

主人公たちにはなかなか共感できない部分もあったのにのめり込めちゃう映画でしたよ。

あ、でも自由すぎるティファニーの言葉でひとつめちゃくちゃ共感したのがあった!

自分の過去の話をパットに打ち明けたもののパットはあまり自分の話をしない。

 

そしてティファニーがキレる!

「ずるい!私は自分のはなししたのに!!!」って。(笑)

好きな人に正直すぎですねたり、怒っちゃったり、悲しんだり、ぶつかったり、自由でまっすぐすぎるティファニーの姿は男性からすると「なんだあいつ?」になっちゃうこともあるのかもしれないけど、結構わたしとしては共感してしまいました。

うえにかいた「サイン」を彼女は出してるだけなのです。

女性にありがちですね。(笑)

 

 

ちなみにティファニー以外にも映画中の登場人物たちはみんなキレまくってキレまくって暴れまくってもう大変!!(笑)

 

でも、なんだか憎めないし、かわいそうな人だ!ともおもわない。

なんだかむしろ笑っちゃう!キャストたちがどんな演技をしていてもほんとーに輝いてました。

 

映画を観て最後に思ったこと。

 

完ぺきな人っていたかな?いるのかな?

うーん。。。

 

でもやっぱり、いなかったような気がする!

 

でもこれって現実でもそんなもんだよね?

 

人間って不器用なところがなんか愛しいんだね!

 

 

 

そんな気持ちに。

 

 

 

あたたかい気持ちになる春の訪れにピッタリの映画でした~

 

 

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