脳男

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公開してしばらくたってからの記事更新になってしまったけど

生田斗真くん主演の「脳男」を鑑賞して来ました~。

PG12指定のついたバイオレンスミステリーであります。

 

原作は読んでなかったんだけど「脳男」(のうおとこ)ってタイトル聞いただけでなんかピンとこない感じがしてはじめて聞く言葉で私は違和感をすこし感じたんだけど、劇場の予告CMを観てすぐに生田斗真くん主演なんだ~ってこととそのタイトルが頭にインプットされていたようで気になっていた映画なのです。

さて、はじめに、言っておきます。(笑)

映画を鑑賞した八割型の女子の皆さんは、あまりの生田斗真くんのイケメン具合にとりあえず悩殺することでしょう!!

もちろん生田斗真くんが主役なのでアップのシーンも多く、時に画面にみとれます(笑)

そこは気をつけて映画に集中してください。

って、あたしか(笑)。

 

さてさて、余談はおいといて物語の簡単な説明です。

「脳男」は正義感が非常につよいヒーローなのです。でも彼には感情というものがなく自分の審判で「正義の為」に殺人をおかす殺人マシーンなのです。
ちなみに彼は「痛み」も感じません。
今までに出会ったことのないわるいやつらをたおすためなら殺人を平然とおかすヒーローの物語。
残酷な描写もあるけど、そーゆーシーンはそこまで多くないので残酷描写が苦手な私でも耐えられました。
話題になってる爆破シーンも目がくらくらするほどすごいのは確かだけど、そーゆーのが重要な映画ではなかったと思う。
鑑賞後になんて言葉がこの映画に1番適切なのかな?と個人的に考えたところ面白かったではなく「興味深い」映画だったって言葉が個人的にしっくり来ます。
映画中、ずっと生田斗真くん演じる「スズキイチローくん」の精神性が、気になってしまって「どうして?どうしてそんな行動とるの?そんなことができるの?」とひきこまれます。
とにかく興味関心を持たずにはいられない主人公なのです。

映画中でちゃんと「スズキイチロー」くんがいかにして殺人マシーンになったのか、ここがかなり丁寧に説明されてます。

それがあってとてもよかった。余計に物語にはいりこめるよね。

 

反対にもう少し詳しく描いて欲しかったのが二階堂ふみさん演じる緑川がなんであのようになったのか。

そこが描かれなかったのがこれだけイチローくんにひきこまれただけにもったいなかった~。

ちょっと残念。

 

個人的な心に残ったぽいんと。

 

①キャストの演技、すごい!

生田斗真くんに関してはとにかく「感情がない人間」の演じてた。

目をずーっとあけっぱなしです。瞳孔がぽーっとひらいているような。

後半の足をひきづりながらの演技も見応えありです!

そしてさいごにみせる感情のないはずの彼がラストシーンでうかべる表情がものすごく心に残ります。

 

そして、二階堂ふみさんがすごいです!

本当に恐くて恐くて震え上がります。「無」になってる目の表情も声も淡々としててほんっとに怖かった。

鳥肌、たちます。とにかく「異常」ぶりがものすごかった。

 

太田莉菜さんも新境地でした。

モデルとしての彼女しか知らなかったので衝撃をうけました!

 

②爆破シーン

どうやらCGではないようで。

爆破シーン自体は単調なのですが、見応えあります!!

 

③物語の真意がよみにくいところがいいです

松雪泰子さん演じる精神科医の先生がイチローくんに自分の弟の殺した犯人がだれかを話した意味。

ここが深い。1番深い。1番ぞくっときた。

鑑賞してしばらくしてからこれについてふと思い、まぬけな私はようやく気づいた。

 

 

なるほどね。って思った。

あーそうだったんだと。

 

「自分」が気づかない「自分」の気持ち。

それの映し出し方がすごかった。

松雪泰子さん演じる精神科医の先生の視点で、なんで脳男であるイチローくんについて話したのかを

かんがえながら映画をみたら、更に奥深くなりそう!!

 

 

上映時間中ずっと

面白かったです!!ぜひぜひ鑑賞してみてください~

 

 

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