謝罪の王様

どんな相手でも、その人がどのくらい怒っていようと、どんな問題が起ころうと、依頼人の代わりに土下座し、謝ってくれて事態を収束させてしまうプロの謝罪師の黒島。
東京謝罪センターにくる謝罪依頼に所長黒島が応える!

監督水田伸生、脚本宮藤官九郎、主演阿部サダヲのなくもんか、舞子ハーンに続く、最強チームで作る三作目のコメディ映画。

ヤクザ風のコワモテの男への謝罪テクニック、
セクハラを起こしてしまい訴えられた下着メーカー社員を救う方法、
マンタンという国と映画の1シーンをきっかけに外交問題を起こしてしまった映画プロデューサーを助ける技。
そして、謝罪師はついに土下座を超える謝罪を見つけ日本を救うことになる??
いやぁ、どのエピソードも面白かったー!

笑いますね。かなり。
良い感じで腹筋がキュッてします。

ちなみに私は公開翌日に有楽町日劇で鑑賞!
やっぱみんな何も考えずにただただ笑いたかったんだね!!と、とにかく思いました。
満席!

公開前のドリンクの行列中でも皆笑顔!
映画館によく足を運ぶ私はお客さんの公開前、公開後の表情にも注目してるんですが、今日はみんなニコニコしてました!!

映画は、後半に若干の中だるみを感じたものの、とても面白かったです!

仕掛けの連鎖が実は多い。
独立したエピソードがいくつかある映画かと思っていたら、話がつながってくし。
観ていて、「あぁ!ここにいた人あれかよ!」みたいなのがあったり、ストーリーが最後につながる「気持ち良い感」がありました。

謝罪師という一風変わった職業についた阿部サダヲ演じる黒島が、なぜ、その職業についたのかまで後半で深掘りしていてそこらへんも良かったです!

なんでその人がその職についたのか、まで描かれていると余計に感情移入できちゃいますし。

「だから、謝罪師になったのね!なるほどな」と、思いました!

映画は笑えるものの、ガツンと心に残る言葉も多々。

頭に血が上って、その場で突発的に怒ってしまったせいで、状況を変えられなくなってしまった人って案外多いと思う。
ただ、怒り狂ったせいで、冷静になってももう後にはひけない。

求めることといえば、「ただ、その人に謝って欲しい」それだけなのに、訴えてしまった!とか。

謝罪することについてちょっと考えてしまった!!

謝罪を伝える時、もちろん心を込めることも大切ですが、他にも謝罪にはタイミングや何かを犠牲にしてまで謝りたいという気持ちでいることを相手に伝えると良いとか。
勉強になります。何気に。

テンション上がってる時にみるとなおさら楽しめる映画。

ちょっと長いかも〜と思いながらも最後まで楽しめました!オススメです!!

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