2016.6.11公開【裸足の季節】〜10秒で読める映画レビュー〜


2016.6.11公開【裸足の季節】

しまった!公開中になってしまったけど書こう、遅くなってごめんなさい!

トルコ出身の女性監督デニズガムゼエルギュヴェン が描いた厳格なイスラムの宗教文化の中で暮らす5人姉妹の自由への憧れを描く青春ドラマ。

本年度アカデミー賞外国語映画部門にもノミネートされました。

まず一言✨

本作は、ソフィアコッポラ 監督のヴァージンスーサイズ が好きな方、この映画おそらく刺さります。トルコ版ヴァージンスーサイズ的な。

だけど、こちらの方が置かれている状況がとにかく厳しかった。だから自由を渇望することに対して強く共感できるし、主人公たちに感情移入できる。

彼女たちは男性の関わりを持たないようにするため、叔父に家の中に閉じ込められ、窓の外にさえ鉄格子、何をするにもそこに自由もなく、慎ましくするべきだと食事中に笑うことも許されなくなってしまうんです。

息苦しいまでもの閉塞感。

というか、これって家?もはや牢屋でしょ。。。

これがトルコで暮らす一部の女性の日常だなんて。

驚きました。しかし、重いテーマでありながら、なんともこの5人姉妹が輝かしいこと!初々しくてとにかくキラキラしてるんです。

だから暗くならないんですよ、うん。

自由を求めることでよりエネルギッシュに生気に満ち溢れた様子に見える少女たちの解放を描いた映画。

中東の女性って綺麗だなぁーと思ったのと、日差しが差し込むような美しい映像にもじーんとなります。
終わった時、詳しくは言えないんだけど、とにかく世界は広いなって胸が打たれて解放感でいっぱいになったところもよかったなぁ。

映画好きは一度みてみてほしいな!
そして、人生において選択できるという自由があること。それこそ、一番の幸せなんだと改めて思いました。
そういえば、1歳差ずつ年齢の離れたヴァージンスーサイズのリスボン家の5人の美人姉妹がいましたよね。

あちらの映画だと思春期の女の子たち5人が一つの部屋にいる時、バラが咲き乱れたすぎたような、ある意味モワッとした、美しいとはまた違った息苦しい感じがしたの。それぞれの個性が静かに今にも爆発しそうで。

でも本作では、なぜかそういう感じはしなかったな。

どちらも花咲く乙女たちなのだけれど、、、

なんでだろう!?

この件については、もう一度観て考察してみたいと思いました。

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