「6月、見た目じゃない恋をする(本作のキャッチコピー)」
43歳独身、女性経験ゼロ。シャイな優しい大男の恋愛模様を描いたアイスランド映画で、あのゴッドファーザー のフランシスフォードコッポラ監督が大絶賛している作品なんです。
本作のチラシに書かれたコッポラ監督のコメントはこちら。
「フーシ、君のような人が増えたなら、世界はもっと幸せになれふのにー」
わたしも鑑賞しました。
この映画は、わたしが昔に経験したある感情を思い出させてくれた映画です。
誰かを好きになること。
それは、新しい世界の扉を開かれるということ。
うん、ずばりこれ
「恋をする」ことが、とっておきの感情であることを教えてくれる作品です。
なんてことのない日々に訪れる変化。人を好きになることで起きて行く変化。
大きな夢が叶うとか、そうじゃなくて、誰にでも恋をすることで心に変化が起きることを思い出させてくれました。
そして、大人になると恋愛って、手を抜きがちじゃないですか?(私は就職してからだいぶ仕事優先だったので・・・)
大人になると学生の時のような恋愛ではなく、仕事とかのが頭の割合を大きく占めてるから。ぶつかったりしてない気がした!
この映画を観て、
好きな人に全力でぶつかってみること。
(高校生か…!と突っ込まないでください笑)
こうしないと人の気持ちを動かせないことも思い出しました。
甘いだけじゃなく、切なくて、苦くて。
正直、心がギュッと痛くなったりもした。
まるでビターなチョコレートのような映画でした。
そして、コッポラ監督が言うように主人公のフーシがすごく魅力的な人だった。
本当に良い人なんです。あー、こういう人がいると思うと、なんだか救われる。そんな人。
フーシのような人の魅力に気付けない人間になりたくないな、もっともっと接する人をよく見よう。
相手を深く知ろうと思おう!そんな風に思わせてくれる映画だった。
彼が画面に映ってるだけでなんとなく幸せな気持ちになるの。
いつの間にかわたしは、両手を握って、フーシ頑張れ頑張れ‼️って心の中で言い続けてました。
この映画の主人公フーシを観て、自分の気持ちの中にも、フーシの心の遺伝子みたいなものが受け継がれたら、明日はきっと今日よりも誰かに優しくできる気がしたよ。
それにしても、主演のグンナルヨンソン 。いい役者さんですね〜!!
例えば、【孤独】という一つの感情を表現するにあたっても、幅広いグラデーションのある演技を見せてくれました。
大変魅了される作品に仕上がっています○