2016.2.11【キャロル】〜10秒で読める映画レビュー〜

  
2016.2.11【CAROL】

ラスト1秒で語られる表情に注目してほしい映画でした。

同性同士の恋愛を描いたキャロル 、観てきました。、
一目惚れをした時の瞬間を音に例えるなら、キュンとかドキっだと思っていた(気分はまだ高校生・・笑)
でも、この映画では違う。

一目惚れ。

それは、もっと生々しくて時に痛いくらい閃光を感じるもの。
自分でも、どうしてこの人に惹かれているのか、説明できない状況で、気付けば目が離せなくなる。
外見、香り、声。

そして瞳の奥を覗くと、自分の五感、すべてが研ぎ澄まされていき血液が身体中を駆け巡っていく。
一目惚れってそういうことなんだと映画を観て思いました。

これは、女性同士の恋愛を描いた映画である以前に、どうしてか理由はわからないけど、惹かれあってしまうふたりの人間を描いた愛についての作品。
心の奥に隠した悲しみを、甘い水飴で包んでうっすら隠しているかのようなケイトブランシェットの存在感。凛とした表情の中に悲しみが垣間見えてより洗練された色気を放ってました。

無垢で汚れのないルーニーマーラももちろん良かった。
そして、ぶっちゃけみんな気になってると思うけれど、ケイトブランシェットとルーニーマーラの美しすぎる女性同士のベッドシーン。

ラブシーンに関しては、

アデル、ブルーは熱い色

よりは過激ではないかな。

ボーイズドントクライ

あたりに近いかもな〜。
しかしまぁ、愛し合う2人を見ていてなんだか泣きそうになっちゃった。

全編を通じてのっぺりとした湿度感が漂う大人の映画。

うーん、もっと観ていたかったな。

ラスト1秒の表情にも注目です!!

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