ライフ・オブ・パイ / トラと漂流した227日

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2013年1月25日公開 ライフ・オブ・パイ / トラと漂流した227日

ライフ・オブ・パイ / トラと漂流した227日を鑑賞して来ました。
この作品は、アカデミー賞にリンカーン(スピルバーグ)の12部門ノミネートに続き11部門もノミネートしている話題中の話題の作品です!
公開前から楽しみにしていたけど、一体どんな話なんだー!とCMを観て気になっていました。

こちらの作品は2001年にカナダの作家のヤン・マーテルさんという方が「パイの物語」というタイトルで小説家、46カ国で翻訳されベストセラーになったそう。
動物園を営む家族の息子パイ。
家のため、飼っていた動物たちを売るため家族と大型船に乗船。
しかしその大型船が嵐に巻き込まれ沈没。
奇跡的に助かったパイは獰猛なトラと救命ボートで227日間をともにすることになるという話。
大人になったパイがその経験を、過去を振り返るように話しながら物語は進んでいきます。

3Dと2D、どちらで観ようか迷ってましたが、やっぱり「映像美」で話題なので3Dで。
感想は、やっぱり3Dでよかったぁ~。

無限に広がる海にポツンと投げ出されたパイの救命ボート。
それを観ていると、とても不思議な感覚になるのです。
とにかく綺麗です。光るクラゲやイルカやトビウオ。ダイナミックな映像に感激。
鑑賞後に不思議な余韻にひたれる感覚こそ、映画に私が満足しているのかなと感じました。

そして3Dの感動といえば、やはり、
トラと少年が船で出会ったときのトラの迫力、すさまじいです。
ちょっとしたアトラクションに乗っているときのように身体が「ビクン!」としました。
トラの表情がすごいです。

映画全編を通じて絶望的な状況でもどこかに「希望」の息を感じられます。
極限状態をのりこえた人間の話。パイはそれを「神の話」といいます。
パイの話が本当か嘘かなんて関係なく、パイ自身が信じるものを見つけ自分の中に神を見つけたことを感じました。

他にない経験をしたパイが、最後に言うセリフも注目してほしいです。

個人的にはここがポイント!
①はじまってすぐプロローグから音楽、映像が美しく完全に世界観に、はいりこめます。
とにかく全てが綺麗です。

②映画の最後に爆弾をおとされます。
パイの話す物語には哲学的が込められており、宗教の話やプロットが多かった理由がようやくわかりました。

映像だけじゃなく、物語をとおして多く語られる「神」について、考えて見てほしい映画です。
鑑賞できてよかった!

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