つやのよる

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1月26日公開映画「つやのよる」を試写会にて鑑賞させて頂きました。
いやぁ~、すごい話でした。大人の恋愛。本当の恋愛。
ゆるやかで激しい、程よく混乱する作品でした。

観てすぐではなく、鑑賞して数日たった今、じわじわとこの作品の良さが身体に染みてくる感じ。

多分、原作を読まない限り、イメージしている作品とは全然ちがいます。

「つや」とは「艶」という女性なのです。
その艶の旦那が阿部寛さん演じる「松尾さん」です。
旦那は妻の艶のことを、ものすごく深く愛しているんだけども、その艶が病気で昏睡状態になります。

そして、この「艶」という女性がすごく、まぁ、問題なまでに奔放なのです。

今風のひとことでわかりやすく言えば、、、男好きというか、、、とにかく旦那が知っているのにもかかわらず、
何人もの男と関係を持ちそんな艶の不貞に松尾さん(阿部寛)は悩まされ続けたのです。。。

そーです。
旦那さんは妻が自分以外にも何人の男と奔放な関係になっているのを知りながらも妻を愛し続けていた結婚生活を送っていたのです。

とにかく、そんな妻だったけど艶を愛し、彼女を失うことを耐えられない松尾さんは
「艶と関わった女性はどれだけ彼女を愛していたのか」を確かめようとします。

すごい話でしょ?
それで、過去の艶に関わった男たちに連絡します。
「艶が昏睡状態だから会いに来てくれないか?」と。

そして、その艶と関係をもった男達と現在、関わっている女性のショートストーリーの物語でこの作品は出来上がっています。
ポスターで出てるけど、小泉今日子さん、野波麻帆さん、風吹ジュンさん、真木よう子さん、忽那汐里さん、大竹しのぶさんたちです。

彼女たちは、自分の愛する男性たちと肉体関係にあった「艶」という正体不明の謎の女が登場し、愛する男性が自分の知らない顔を見せることに困惑したり、とまどったりしながら、関係をみつめなおし愛を再認識したりしていくのです。

誰に何を言おうと恋愛においての幸せは人それぞれ違って自分が納得することだとこの映画は教えてくれます。
他から見て不幸だと感じても本人にとっては疑いもなく幸せかもしれない。
強がりでもなんでもなく、どんなに裏切られても相手を好きでいることが自分の幸せになる人もいるんだと。

松尾さんの艶への愛はゾクゾクするほどです。
うまくいえないけど、鑑賞後の余韻がずいぶんと残る映画です。

ここが個人的に見所!
①おもみのあるズシンとしたセリフが多いです。
・ねぇ
②主題歌のクレイジーケンバンド「ま、いいや」という楽曲がものすごく映画の余韻を引き立てます。
とにかく最後まで聞いて映画の世界に浸って欲しいので席からトイレにいきたくなってもたたないでほしい!
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