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メキシコの新人女性監督クラウディア・サント=リュスが自らの体験をもとにした実話にもとづいたストーリー。メキシコ映画です。
死にゆくシングルマザーとその4人の子供たちとある出会いによって家族の生活に仲間入りしたクラウディアという女の子の出会いと別れについての物語。
とてもあたたかくよけいな感情なくシンプルに響く映画です。
1人じゃないっていいな。
そういう風に周りの家族や友達や恋人にそっと想いを馳せてしまう優しい映画。
90分くらいで鑑賞できるので、さっと予定があいた日だったり、あまり時間がない日にもチョイスしやすい映画です。
この映画、「死に行く母」の姿が、そんなにくどくないんです。
誰かが亡くなってしまう過程を描いた闘病記のような映画はすばらしいものもたくさんあるけど、あまりにその別れのつらさが全面に押し出てることも多くて観るとどっぷり疲れちゃうことが多い私。
でもこの映画はちょっと違った。
子供たちそれぞれに残したシンプルなメッセージ。
それが、泣けるというより、普通に観てて心があたたまるんですよね。
不思議。別れのメッセージがとてもシンプル。
死が、日常生活の延長にあるかのように自然と訪れていく。
あまりこういった重病の人と家族の関係性が観れる映画はないかもな。
公開は、10月18日シネスイッチ銀座他ロードショーです。
是非!秋のまったり映画におすすめです(^^)