それでも夜は明ける

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きましたー!!
今年のアカデミー作品賞を受賞した作品。
ちなみに本作、アカデミー賞で1番話題になる作品賞以外に、アカデミー賞助演女優賞、脚色賞の3部門にこの映画は選ばれたわけなんですよね。

奴隷制度がはびこっていたアメリカの南部を舞台に、自由の身である「自由黒人」でありながら、白人に騙され拉致されたソロモン。
彼は南部の綿花農園で12年間も奴隷生活を強いられる。
ソロモンの解放後に書かれた著書を元にした伝記ドラマです。

この映画は、「面白い映画」では決してない。
ただただ、「実際に起きていたこと」が淡々と流れる。

だから、話の盛り上がりがあるわけではない。
起きたことの羅列であり記録。

映画らしい起承転結のある映画を期待して行くとビックリするかもしれません。

ほとんど残虐なシーンで、正直、気持ちが重くなるのも事実。
本音を言うと奴隷制度がいかに酷いものだったのかは伝わったが、それ以外は得られなかったかな。。

アカデミー作品賞ですが、私には、合わなかったです。
ただ、観るべき映画であるとも思います。

この映画は、
歴史を知るために、
文章ではなく、
映像でより印象深く知るために、
頭に刻み込むために
存在している作品でした。

「歴史をより深く知る人間」になるため、メンタル強めな状態で触れるべく作品だと思いました。

鑑賞後の疲れてしまう度
★★★★☆

奴隷制の酷さを一度で理解する度
★★★★★

観ているだけで痛みを感じる度
★★★★☆

生半可な気持ちでは観ちゃダメ度
★★★★☆

ヒガシアター得点
70点

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