(C)椿孝
皆様、映画業界にはアカデミー賞やらゴールデングローブ賞やら数ある賞が存在しておりますが「キネマ旬報ベスト•テン」はご存知でしょうか？

先日、そちらの表彰式がブロッサム銀座にて開催され、私も取材でお伺いしてきました。

(C)椿孝
表彰式では、俳優の松田龍平さん、女優の真木よう子さんも登壇されました。

さてさて、キネマ旬報ベスト•テンですが、このランキングは大きく2つのランキングがありまして•••
そこが個人的に、キネマ旬報ベスト•テンの注目ポイントであります。

◎記者や映画評論家さんたちなど120名から選ばれる
「キネマ旬報ベスト•テン！」

◎映画誌 キネマ旬報の読者（相当な映画通の方々ってことですね〜）が選ぶ「読者選出ベストテン」

がございます！！

どちらも映画に関わったり、映画が大好きな方々が選ぶランキングなので、
「何を観ようか？」
って時はカナリ参考になるランキングなのです。

そして、この記者や評論家の方々の選ぶベストテンは、なんとあのアカデミー賞よりも1年古い今年87回目を迎えたご長寿の賞なんです！
伝統のある格式高い賞。

それでは注目の「キネマ旬報ベスト•テン」の結果はコチラはこちらでした！

◎日本映画ベスト・テン ◎
１位　　ペコロスの母に会いに行く
２位　　舟を編む
３位　　凶悪
４位　　かぐや姫の物語
５位　　共喰い
６位　　そして父になる
７位　　風立ちぬ
８位　　さよなら渓谷
９位　　もらとりあむタマ子
10位　　フラッシュバックメモリーズ ３Ｄ

日本映画で一位になったのは、
「ペコロスの母に会いに行く」が選ばれました。

長崎在住の岡野雄一さんが自らの介護体験を基に描いたエッセー漫画を森崎東監督が映画化されたものです。

続いて外国映画で一位の「愛、アムール」と同様に、どちらの一位も介護映画なんですよね。
時代を反映しているかのようで。

今、観るべき映画なのかもしれませんね。

◎◎外国映画ベスト・テン ◎◎
１位　　愛、アムール
２位　　ゼロ・グラビティ
３位　　ハンナ・アーレント
４位　　セデック・バレ　　第一部　　太陽旗／第二部　　虹の橋
５位　　三姉妹〜雲南の子
６位　　ホーリー・モーターズ
７位　　ライフ・オブ・パイ／トラと漂流した227日
８位　　ザ・マスター
９位　　熱波
10位　　もうひとりの息子

個人的には、宇宙に行ってみたいという願いを叶えてくれた「ゼロ•グラビティ」がナンバーワンでした！！

続いてこちらから、キネマ旬報読選出ベストテン！！

コアなファンの方々の投票によるランキングなので、よりすぐりの作品が集まっています。

身近に映画好きがあまりいなかつたり、話す機会がない場合、あくまで一般の方が選んでいるランキングなので友達に聞いた感覚でこの中から映画選びをしてみても良いかもしれませんね！
さて、こちらが結果です！

読者選出日本映画ベスト・テン
第1位　舟を編む
第2位　そして父になる
第3位　凶悪
第4位　かぐや姫の物語
第5位　風立ちぬ
第6位　さよなら渓谷
第7位　ペコロスの母に会いに行く
第8位　横道世之介
第9位　東京家族
第10位 はじまりのみち

おお！
凶悪が3位に！！
私にとって、去年一番印象に残った日本映画でした。。
どんなホラー映画よりも人間の心が恐ろしいと、しばらく眠れなくなったほどの映画です。

続いて、外国映画！！

読者選出外国映画ベスト・テン
第1位　ゼロ・グラビティ
第2位　ジャンゴ　繋がれざる者
第3位　愛、アムール
第4位　ゼロ・ダーク・サーティ
第5位　キャプテン・フィリップ
第6位　ライフ・オブ・パイ／トラと漂流した227日
第7位　きっと、うまくいく
第8位　嘆きのピエタ
第9位　もうひとりの息子
第10位 セデック・バレ　第一部 太陽の旗／第二部 虹の橋

「ゼロ•グラビティ」の一位にガッツポーズをしつつ、ボリウッド映画「きっと、うまくいく」が選ばれたことが嬉しくてたまりません！！
「きっと、うまくいく」は、何度見ても心の底から元気になる強烈なパワームービーで久々にDVDの購入を決めた映画です。

こうやって、ランキングを見ると去年の一年で映画を通して感動をくれた時間までもを、
走馬灯のように思い出すことができますね！

キネマ旬報ベスト•テン、来年はどんな映画が選ばれるのでしょうか？( *´艸｀)

先週2013年度の表彰式が行われたばかりですが、来年の結果も楽しみです。

映画にはたくさんの表彰やランキングがありますが、キネマ旬報ベスト•テンの結果にも皆様、注目してみてくださいね！