三浦しをんさん原作の話題作「舟を編む」を鑑賞してきました(^^)
「舟を編む」は2012年本屋対象で第1位を獲得した書籍です(^^)
映画化を楽しみに待っていた方多いのはないでしょうか?
監督は、「あぜ道のダンディ」「川の底からこんにちは」でおなじみの石井裕也さん!
女優 満島ひかりちゃんの旦那様ですね(^ω^)
さてさて、皆様。
突然ですが、あなたは「右」という言葉をどのように説明しますか?
どうやって「右」のイミを伝えますか?
今回の映画のストーリーは出版社の辞書編集部を舞台に「新しい辞書作り」に励む馬締(マジメ)くんが主人公。彼の仕事は「辞書を作ること」!!
営業部だった馬締くんは、「言葉の意味を説明する能力」を買われ、辞書編集部からのスカウトを受け、「今を生きる辞書 大渡海(だいとかい)」を作り始めようとする辞書編集部に配属となり、新しい辞書作りに励むことになるのです。
うむ。
映画の設定でよくあるのは「刑事」「弁護士」「医者」。。。
色々な職業の側面をかいま見ることが映画を通してできるけど、「辞書をつくるひと」が主人公の話は初めてでしたっ。
「用例採集」といって辞書編集部の人たちは「初めて聞いた言葉」をメモしてるの。
喫茶店で女子高生の会話をこっそり聞いたりしてね。
ほーこーやって辞書ってできるんだ!ってなんだか感心。知らない世界ですね。
作品中の会話に出てきたけど三省堂の大辞林なんてコツコツと用例が集められ、意味を加えられ、完成までなんと28年もかかったんだって。
そんな時間をかけているなんて、考えたことなかったー!
そして、そして、映画を見る前まで勝手に辞書作りする人に対して静かそうなイメージをもってたんだけど、ぜんぜんちがいます!!
熱い男の話でした。
ひたすら言葉の意味と向き合う仕事をしている馬締くんは一見おとなしそうに見えるけど、心の中は誰よりもあついのです!
心に秘めた想いが強い人こそ「熱血」なんですね!
熱血なのは体育会系だけとは限りません!キリッ
文系の超アツイ英雄なんですよ!マジメ君は!!
自分の信じた道に対してブレずに進むことができる人こそヒーローなんですね。
馬締くんをみているとそーゆーふうに感じました!!
観ればきっと
仕事に情熱を持ってみようか、
と思うきっかけになる映画だと思いました。
一生懸命で不器用で、そんなマジメくんのキャラクターに癒され何度もクスッと笑ってしまいました。まっすぐっていいなぁ〜。
ゆっくりと心の中になじんでくるようなあったかい作品。
おおがかりな演出はないものの、日常の延長のようなリアル感があって俳優さんたちの演技が光ってました。「あー、出版社ってこんな人、いる!いる!!(笑)!」と何度もわらってしまいました。
出版社にいそうなキャラクターだらけなのです!
それにしても、これからは辞書をとるときに、この映画を思い出すことになりますね!ただ言葉の意味を調べるだけじゃなく、同時にぬくもりを感じることができそうです(^^)
これは観てよかった!!