2016年6月公開【ダークプレイス】〜10秒で読める映画レビュー〜

  
2016年6月公開【ダーク・プレイス】 

本作にキャッチコピーつけるなら、

「カップルでみれるゴーンガール」ってところでしょうか。

著者のギリアンフリンは、約1年前ゴーンガールの原作を書いたことで一躍有名になりましたが、本作の原作「冥闇/ダーク・プレイセス」で描かれていたのも、

「女性の強さ」でした。

男女でおそらく、ゴーンガールの時同様感想変わるかも。
女の底抜けの強さ、

愛する者を守りたい一心で生まれる徹底された賢さ、

決めたことを貫くとき、内なるところから溢れ出る得体の知れない狂気。
男が女を守る的なイメージって強いですが、女のいざという時の精神的な強さって、すごいんですよね。

いろんな境遇の人を主人公に、こういうの一貫して描きたい作家さんなのかもな。
でもね、比較する問題でもないのですが、ゴーンガールを鑑賞した時ほどの衝撃はない。
あっちはフィンチャーワールド全開で違った魔力を帯びた引き付け力を持つ作品だったから仕方ないか!
ただ、本作は、非常に良くできている映画だなというのが、率直な感想。スリラー要素もあり。ラストは、思わず泣けます。うるっと溢れました。

もの悲しく良い映画です。
ゴーンガールと違ってこちらはカップルで一緒に観に行っても良いタイプの映画です(笑)映画デートにも良いと思います。
シャーリーズセロン演じる主人公の過去の回想映像と現在を交互におりまぜ、ドキドキの展開で真実の核心に近づいていく見せ方。

定番なつくりだけど、見やすいですし、作品に、のめり込めやすい。

ビッチ風なクロエちゃんも良かった。
ちなみに、映画化の動き自体はゴーンガールとほぼ同時期に進んでいたようだがなかなか表に出られなかったそう。

映画化がお蔵入りされなくてよかったです。(ホッ)

去年の東京国際映画祭で一度日本でも上映されましたが、ようやく日本でも本作公開です!

監督は『サラの鍵』のジル・パケ=ブランネール監督。

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