2016.1.8公開【フランス組曲】〜10秒で読める映画レビュー〜

  
2016.1.8公開【フランス組曲】

どこかでこんな言葉を聞いたことがあるーーーーーー。 「この人を好きになってはいけないと思い始めたら、それは恋の始まり。

この人を好きにならないといけないと思い始めたら、それはもう恋の終わり。」

本で見たのか映画なのか思い出せないんだけど・・・このフレーズを思い出した映画でした。
全編に切なさとじわっとした湿度感が漂っていて、まるで雨の午後のような。
閉じ込められてしまったかのような世界で、精一杯にダイナミックに生きるミシェルウィリアルズ演じる主人公がそんな閉鎖的な世界で輝き出す。

セクシーなシーンはそんなにないけれども、だんだんと大胆になっていくその姿は、柔らかさだけでなく強さを持っていて、とても色っぽい。

この人から溢れるぬめっとした色気の正体は、一体何なのだろう。
1940年、ドイツ占領下のフランス、夫の帰還を待つフランス人女性とかつて作曲家として活躍したドイツ軍中尉の禁断の愛の物語 。
1942年、アウシュビッツで亡くなったユダヤ系女性作家ネミロフスキーの遺作が時を超え映画化。

2004年にこの小説が発売され、世界的にベストセラーになったそう。

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